masarusumeragiの将棋ブログ

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高田流左玉、右玉、雁木右玉のブログをやっています。コメントくれたら嬉しいです🎵

将棋の公式から一部抜粋_将棋の基本手筋2

各個撃破の公式?

 各個撃破の公式といきなり言われても意味が分からないと思います。この記事で触れる各個撃破の公式というのは、加藤治郎先生著「将棋の公式」の中の一節のタイトルです。将棋の指し手を著者オリジナルの公式に当てはめて解説した中の一つの公式のことを指していて、右玉を指す上で使えそうな公式だと思ったのでここで紹介します。

 では実際にどのような指し方のことをいうのか、まずは基本図以下の棋譜をご覧ください。

         基本図

以下、▲45桂△同桂▲同銀△44歩▲同銀△同銀▲同角△同金▲同飛△43歩と進み下図。フラ盤には同じ棋譜がのせてあります。

 

          結果図1

 このように進行して先手が数の攻めに頼ったばかりに攻撃失敗となりました。本題に行く前になぜ攻めが失敗してしまったのか考えてみます。

参考局面1

 上図は金と銀が向かい合った局面、後手の歩以外の持ち駒は無視してください。この局面の争点は44地点ですね、44歩を先打できた方がここでの戦いを制します。基本的にここでの局面は後手の手番であることが多く44歩を先手から決めるのは不可能です。では下図ではどうでしょう。

参考局面2

 この局面のように銀ではなく角ならどうでしょう。以下、▲45歩△同歩▲44歩と進んで簡単に44歩の位を取れました。

 44歩を先着できればかなり攻めが厳しくなります。玉に近ければ尚厳しい攻めになります。ここから発展形を見ていきます、

参考局面3

 上図は角銀対金銀です、場合によっては角の代わりに桂でも良いでしょう。ここではどのように44歩を先着すれば良いでしょうか?

 以下、▲45歩△同歩▲44歩△同銀▲45銀△同銀▲44歩と進み下図。

  ここまで進み44歩と先着できました。銀損ですが、この銀より玉に近い44歩の位を取れたことで良しとします。

 さて本題に戻ります。

                基本図

 先ほどの3つの参考局面を踏まえて指し手を修正します。以下、▲45桂△同桂▲44歩△同銀▲45歩△同銀▲44歩△33金▲45飛△77桂成▲同金△42歩▲25桂と進み下図のようになります。フラ盤にも同じ棋譜をのせてあります。

         結果図2

 結果図2になれば先手優勢になります。争点に歩を先着する考え方を知っているか否かで攻め方がだいぶ変わってきます。失敗例は各個撃破の公式の考え方をせずに数の攻めに頼ったばかりに攻めが切れてしまっていますね。この公式は要するに争点となっている箇所で位を確保するテクニックといった所です。上手い人にとってはわざわざ公式にして整理する必要もなく理解できていると思いますが、重要な考え方だと思ったのでここで紹介してみました。