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高田流左玉、右玉、雁木右玉のブログをやっています。

【左玉】端攻めのパターン 美濃囲い編  6/24追記あり 

端攻めのパターン

 この記事では9筋の端攻めのパターンを整理していきます。基本的に9筋は突かれたら受けて、相手が突かないようならこちらから歩を伸ばしましょう。

 美濃囲い、金無双のどちらも、持ち歩の枚数、95歩までつけているかどうか、銀を使うか桂を使うか(両方使うことはない)、66の角を端攻めに使うか、によって整理していきます。タイトルに左玉と銘打っていますが、相振り飛車での端攻めとも共通する部分が多いため、振り飛車党の方にも役立つと思います。

 

 ①▲95歩まで突けているなら▲74歩から (歩1枚必要)

 

 ▲74歩△同歩に85桂と跳ねるのがポイント

 

 ここから相手が何かを指したら▲73歩と叩く、△同桂と取らせて▲93桂成りが狙い。

 

           成功図

 

▲96歩まで突けているときは▲95歩から仕掛ける(2歩必要) (銀を攻めに使う)

 

 ▲95歩△同歩に▲94歩と垂らすのが、お馴染みの手筋

        ▲94歩まで

  ここで相手が△94香と歩を取ったら▲85銀と出て以下図のように香車を取りに行けば良い

こうなると優勢ですが、ほとんどの場合▲94歩は△同香としてくれません。

       ▲94歩までの局面再掲

ここを△同香とすると香を取られるのが明白なので相手は端以外の他の手を指してきます、上図の局面から相手が何かを指したとして自分の手番で考えてみましょう。

 

         

 ここで▲95香と相手の歩を払ってしまうと△92歩と打たれて攻めあぐねてしまいよくありません、そこでここでは△93歩となり捨ててしまうのが良い手となります。ここで相手はなにで取っても都合が悪いです。

 

         93歩成りまで

△同桂なら▲94歩打ち、ここで▲95香と走ってしまうと92歩と受けれられて良くない

 

 ここから相手がなにかをさしたら▲74歩と角道を開ける、以下▲93歩成△同香▲85桂△94香で次の93角成を見て大優勢

       △93桂の場合の結果図

同香なら94歩打ち

       93歩成りまで再掲

 △同香なら▲94歩△同香から▲85銀と出て次の香取りを狙ってよし

          結果図

同玉なら香走り

       93歩成りまで再掲

 同玉の場合のみ▲95香と走ってしまうのが良い

 

 

 ここで相手の応手として△94歩か△92玉がありますが、△94歩なら▲同香△同玉▲74歩と角道を開け逃げ道を塞ぎほとんど必死

 

 △82玉と早逃げなら▲91香成△同玉とさせてから▲95香打ち△92玉▲99飛車△93歩として下図

ここから▲93香成△同桂▲94歩△92歩までいき下図

以下、▲74歩と角道を開ける、△同歩なら▲93歩成りから端に殺到して良し

       ▲93歩成りまで

▲74歩に△91香車と受けてきたら▲73歩成りから7筋を攻めて良し

        ▲73歩成りまで

 

 

 ③▲96歩まで突けているときは▲95歩から仕掛ける(2歩必要) (銀を攻めに使わない)

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    局面の右上や1筋は気にしないでください…

銀を攻めに使いませんが相手から△64歩▲同歩△65歩と角頭を攻められないように銀を76に上がっておくとより安全です。余裕があったら76銀と上がっておきましょう。

 上図から、▲95歩△同歩▲93歩と垂らします

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 △同玉なら②の❸の変化とほぼ同じになるので上を参照してください。ここでは△同香と取る変化を書いていきます。上図から、△同香▲74歩△同歩▲85桂△94香▲73歩打ちとなり以下の図のようになる。

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        分岐図

❶分岐図から△同桂なら▲93角成

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 以下玉が逃げたら▲73桂成り~▲83飛車成りからほぼ必死

 

 

❷分岐図から△同銀なら▲同桂△同桂に91銀と捨てる手が好手

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以下、玉が逃げたら▲93角成から左辺を制圧していってよし、△同玉なら83飛車成りでほぼ必死です。

▲96歩まで突けているときは▲95歩から仕掛ける(1歩必要)

実際には2歩持って端攻めをしたいが、左玉の陣形でのみこの仕掛けが成立する。

△同歩▲93歩△同香▲85桂△94香となり下図

金無双なら△94香に▲74歩~93歩と垂らす手が成立するが美濃囲いにはこの攻めが成立しない。ここでは73桂成りと捨てる手が好手となる

 一見、桂跳ねの意味が無いように思えるが桂跳ねによって香車を4段目に引きずり出したことで良しとなる。以下▲85銀と出て香取りをねらっていきます。

 

 

 おわりに

 以上、左玉の美濃囲いに対する端攻めを見ていきました。実践では4段目の飛車効きで端攻めが難しい場合も多いが、飛車の効きが止まったタイミングで即座に端攻めを決行できるようにぜひ覚えておいてください。また、相手はここまで端に固執せず玉を早めに逃げることが多いですが、端で粘られても攻め間違えないよう細かく解説しました。